あんにょんはせよ!
現役韓日映像翻訳者JUJUのウェブコラム第4回をようやく更新します…!
ほぼ3週間ぶりの更新になってしまいました;;
今回は私の経験談を2つお話ししたいと思います。最後まで読んでいただけるとうれしいです^^
なかなか褒められないからこそ心に残っている褒め言葉
翻訳の仕事ってそういうものなのかもしれませんが、韓日映像翻訳をしていて最終的な納品先に褒められることってそんなにない気がします。
フィードバックをくれない会社となると、私の翻訳に対して“無反応”ってことなので、たまに“これでいいのかな…”と思うこともあります;;
そんな時は“文句を言われてないってことは満足してるんだろう”と自分で言い聞かせていますが、なかなか褒められないからこそ褒められると心に残るものなんですよね。
ということで、今まで私が言われてうれしかった褒め言葉ベスト3を発表したいと思います←
まず、第3位は“大学院で翻訳を勉強した人のような翻訳だ”という言葉です。
これは翻訳会社の方に言われた言葉なんですが、専門的に翻訳を学んだことがない私にとっては最大級の褒め言葉でした。
そして第2位は“次の作品もこの翻訳者さんにお願いできますか?”という言葉です。
最終的な納品先の方がそう言っていたらしく、翻訳会社の方が伝言してくれました。
初めて連続ドラマに挑戦した時のことだったんですが、私がドラマを納品したあと、その会社さんからの仕事も増えたらしく、翻訳会社の方にも褒められました(笑)
待望の(?)第1位は“いい意訳ですね”という言葉です。
これは配信会社の方に言われた言葉なんですが、この言葉がうれしかったというより、伝え方に感動したので1位に選びました。
前回、配信会社などの最終的な納品先からどのようにフィードバックをもらうかをお話したことがあると思います。
以下の記事でも紹介したように、原文欄に元の訳を入れて、字幕欄を修正するというやり方ですね。
なので、フィードバックのSDBファイルが戻ってきた時は、原文欄に何か入っていないかひととおりチェックをするようにしているんですが、その時に“いい意訳ですね”というのが原文欄に入っているのを見つけたんです…!
フィードバックって基本的に指摘や要求がほとんどだと思うんですが、わざわざお褒めの言葉を入れてくれたというのがすごくうれしくて、たぶんあの時の感動は一生忘れられないんじゃないかなと思います。(大げさ?)
なかなか褒められないとは言いましたが、翻訳会社の皆さんはいつも우쭈쭈しておだててくれています(笑)
そのおかげで気分よくお仕事できてる部分もあるので本当に感謝です;;
日韓関係が悪化すると仕事に影響はあるのか
2年ほど前でしょうか。多くの人が日本製品不買運動に賛同し、家から出るとどのお店にも“NO JAPAN”の張り紙があって街を歩くのが少し怖くなった時期がありました。
このように、日韓関係が悪化すると韓日映像翻訳の仕事に影響があるのか気になる方もいると思います。実際に私も、そういう時期に実家の家族やシデクの方たちに“仕事減ってない?”と聞かれることはよくあります。
ですが、結論から言わせてもらうと答えは“ノー”です。
私の場合はそうだったということなので、みんながみんなではないかもしれませんが、韓日翻訳の中でも映像関係はあんまり影響を受けないんじゃないかな…と思います。現に私は日韓関係の悪化で仕事が減ったことは今までありません。
私も詳しくはありませんが、誰でも見られる地上波で韓国ドラマを放送するのを控えるようになる、とかはあるのかもしれませんが、配信サイトの場合はそもそも韓国の“文化”が好きで登録しているという人が多いでしょうし、日韓関係が悪化したからと韓国のドラマやバラエティーを見ないという思考回路にはならないんじゃないかなと思うからです。
ちなみに私は日韓関係の悪化より、某オーディション番組の投票操作問題のほうが影響がありました。
(詳しくは書けませんが、放送中止になってしまった番組があったのです;;)
今回は少し短めですが、【映像翻訳の沼にハマる】第4回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回の更新もお楽しみに!