【仕事術】韓日映像翻訳者のスケジュール管理法!

JUJU
JUJU

あんにょんはせよ!韓日映像翻訳者のJUJUです^^

映像翻訳をしている方は私の知るかぎりだとフリーランサーが多いのですが、フリーランサーは会社勤めの方より時間を自由に使える分、スケジュールの管理が難しいところでもあると思います。
ということで、今回は映像翻訳者仲間にもよく聞かれる私のスケジュール管理法についてまとめてみます☆

1.案件ごとのスピードを把握する

無理のないスケジュールを組むには、どんな種類の映像を、どれくらいのスピードで、どれだけの長さを訳せるかということを把握しておかないといけません。
なので私は仕事をする時に時間を計り、データを集めるようにしています。

時間を計る時は「Toggl」というサイトを使っていて、案件ごとに色分けをし、1話にどれだけ時間がかかったか分かるようにしています。

このように期間ごとのレポートも見られます。

2.スケジュールを細かく組む

自分がどれだけの分量をどれくらいの時間でさばけるのかを把握したら、カレンダーアプリを使ってスケジュールを組んでいきます。
私は「Lifebear」という、PC版もスマホアプリもあるものを使っています。

このように納品は赤、毎日の作業は黄色、といったように色分けしていますが、そうすると請求書を作る時にも分かりやすいのでおすすめです。

スケジュールを組む時は、1で把握した自分のペースを基にして、「番組名+話数+どこまで作業するか」を細かく記入していきます。
案件が始まったばかりでペースを把握できていない場合は、少し緩めにスケジュールを組むようにしています。
また、チェックをつけられるようになっているので、タスクが完了したら「✓」をつけるようにしています。

ちなみにスマホで見るとこんな感じです。

昔はマンスリーとウィークリーのページがあるスケジュール帳で同じように管理していたんですが、スケジュールが変わるたびに消して書き直してを繰り返すと汚くなってしまう&単純に大変でした。
アプリを使うようになってからはそういう調整がすごく楽になったと感じています。

3.その他注意点

①1日の終わりに翌日の予定を確認する

1日の仕事が終わったら、翌日の予定を確認してどの順番で仕事に取り掛かるか、どこまでを午前中に終わらせるかを決めるようにしています。
ほんの数分で終わることですが、こうすることで何となく頭がスッキリする気がします。

②週に1~2日はフリーな日を作る

なかなか守れない時もあるのですが、基本的に土日は休みを取るようにしています。
ギチギチにスケジュールを組まず、週に2日ほどフリーな日を作っておくことで、体調を崩したり急用が出来たりといった想定外のことが起こった時も、フリーになっている日に作業を振り分けることができるので、納品前に徹夜するとか、納品に遅れるといったことも起こりません。

③納品期限の前日を納品日に設定する

これもフリーな日を作るのと同じ目的で、もし予定どおりに仕事が終わらなくても、1日時間があれば何とかなることも多いからです。
納品期限ギリギリに納品する予定でいると、間に合わなかった時は翻訳会社の方に納品期限を延ばしてもらうようにお願いしないといけなくなりますよね;;
映像翻訳は納品したら終わり!ではなく、そのあとにチェックなどの工程が入るので、初稿の納品が遅れてしまうと他の人たちにも迷惑がかかってしまいます。
なので納品期限を守るためにもこのような工夫をしています。

逆に言うと、極端に早く納品する必要もありません。
ウェブトゥーン業界では前倒しの納品をする翻訳者さんも多いようですが、私の経験上、映像翻訳では前倒しで納品したとしてもその後の工程が早まることはほぼありませんでした。
むしろ(ドラマだと特に)先の情報を十分に把握できないまま訳文を確定してしまうほうが後々大変なことになったりするので、私は納品期限の前日にファイルを提出するようにしています。

④レギュラー案件がある場合

私は基本的にレギュラー案件が2件あり、そこに別の案件が1~2件という感じでここ1年ぐらいは落ち着いています。
なのでレギュラー案件Aを1日に10分、レギュラー案件Bを1日に5分、追加案件Cを20~30分というふうに作業をすることが多いのですが、追加案件がない時もレギュラー案件A・Bの1日の作業量は増やさずにスケジュールを組むようにしています。
でないと後から追加案件が入ってきた時にレギュラー案件A・Bの分までスケジュールを組み直すことになり面倒だからです;;
もし追加案件が入ってこなかったら、3の①で翌日の予定を確認する時に調整するようにしています。
(2日分のレギュラー案件A・Bを翌日に作業するようにして、翌々日を休みにするなど)

おわりに

案件ごとの時間を計るようにしていると、次第にデータが蓄積されていって、新規案件を打診された時に“このジャンルなら10分ぶんを〇時間で終わらせられそうだな”などという感覚がつかめるようになってきます。
そして細かくスケジュールを組んでおけば、どれだけ時間に余裕があるかも把握できるので、打診された時に受注できる状況なのかを素早く判断できます。
例えば“ミニシリーズの60分ドラマを週2で納品してほしい”と言われた時、しっかりスケジュールを組んでいれば“週2は難しいけど週1ならできます”のように、ただ打診を断るのではなく、どこまでならできるかをこちらから提案することもできます。
スケジュールをしっかり組むことで、仕事を取りこぼすことも減るかもしれないのです!(力説)

…という感じで、よく質問されるスケジュール管理法についてまとめてみたのですが、お役に立てたでしょうか…?
これはあくまでも一例で、人によっては細かく管理するのが合わないという方もいるかもしれないので、私のようにMBTIが超絶J!!!の方はマネしてみてください(笑)
皆さんもいいスケジュール管理法があればぜひ教えてくださいね^^
私ももっといい方法が見つかったらまた更新させていただきます☆

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