JUJU
ドラマの翻訳をする時はバラエティー番組の翻訳と違って、簡単なあらすじも一緒に提出するよう求められることがありますよね。
ですが、あらすじにも文字数制限があるので、1話の内容をネタバレしすぎないように簡潔にまとめるというのは結構難しいのです。
ということで今回は、あらすじ作りのポイントをご紹介したいと思います!
最後のほうですぐに使えるあらすじ用のエクセルテンプレートも載せているので、よかったらダウンロードして使ってみてください^^
あらすじ作りの手順
NAVERでドラマ名で検索すると、大概のドラマは“회차정보”というものがあるはずです。
なので、まずはそれを翻訳します。
ちなみにNAVERの検索画面上で見られる회차정보は最新のものが表示されるようになっているので、 放送終了しているドラマだと最初のほうの회차정보は見えません。
そういう場合は、ドラマ名をクリックして詳細ページに入ったうえで회차정보を探してみてください。
회차정보がサイトのどこにあるかは放送局や配信サイトによって違いますが、미리보기、다시보기、예고보기あたりに書かれていることが多いです^^
制限文字数よりも多くなってしまった場合は、文字数内に収まるように一部を削ります。
省略しても伝わるような単語や文字を削ったり、何度も出てくる名前は代名詞に置き換えられないか検討したりします。
ただ、“省略しても伝わる”とはいえ、“い”抜き言葉にしてしまうとあらすじ感がなくなってしまう気がするので、そういう部分は省略しません。もちろん“ら”抜き言葉にするのはもっとNGです。
制限文字数を大幅にオーバーしている場合は、一部をバッサリ切り捨ててしまわないといけないこともあります。
この時、削る部分に迷ってしまうと思いますが、私はなるべく主人公関連のものは残すようにして、それ以外の部分で削れるところがないか探すようにしています。
制限文字数はオーバーしてもダメですが、少なすぎるのもNGです。
なので、회차정보の内容が薄すぎる場合は自分で肉付けをしないといけません。
私は翻訳したあらすじに付随する内容をネタバレにならない程度に追加していくことが多いです。
それでも文字数が足りない場合は、前回の予告を参考にします。
なぜなら、ここに出てくる情報はすでに視聴者も知っている情報なのでネタバレになりにくいですし、すでに見ているからこそ少し情報を付け足すだけで視聴者の気になる気持ちを引き出せるような気がするからです。
JUJU
あらすじ作りのポイント
NAVERの회차정보を参考にするとはいえ、あらすじ作りはドラマ1話の内容を簡潔にまとめることなので、自分が内容を把握していないと肉付けする時も苦労してしまい、必要以上に時間がかかってしまいます。
なので、あらすじ作りはドラマ本編を翻訳し終えてから取りかかったほうが効率的だと思います。
NAVERの회차정보はドラマによっても違いますが、“Aさんが何をした。Bさんが何をした。Cさんが何をした。”のように何の脈絡もないものもあったりします。
こういう場合は下手に肉付けするよりも、バッサリ切り捨てて自分が翻訳してみてメインだと思った部分を中心に新規であらすじを書いたほうが早いし自然です。
また、上に書いた例ほどではなくても、適度に接続詞を入れないと日本語的におかしい時もあるので、あくまでも“회차정보は参考”ぐらいに思っておくといいと思います!
あらすじ用エクセルテンプレート
最初にお話ししたとおり、あらすじには文字数制限がある場合がほとんどです。
なので私はエクセルの関数を使って自動的に文字数をカウントできるように設定しています。
エクセルで文字数をカウントする時は“LENB関数”という関数を使うのですが、正確にはこれはバイト数をカウントする関数なので、そのまま使うと半角文字を1、全角文字を2とカウントしてしまいます。
なので、半角文字を0.5、全角文字を1とカウントするためにはLENB関数の後ろに“/2”というのを入れないといけません。
みかんさん
という方のためにテンプレートを用意しました(笑)
よかったらダウンロードして使ってみてください!
今回は韓国ドラマのあらすじの作り方について紹介してみました。
完全自己流のやり方なので、もっと効率のいい方法があればまた追記したいと思います。
それでは、あんにょーん^^